
人間生活に関する理解、「くらしづくり」から教育研究

教育実習
被服構成実習
生活福祉論
本ゼミは、主に小・中学校の家庭科の教育内容や指導方法について理解を深め、さらに授業改善の視点を学ぶための活動を中心に行っています。教材についての理解を一層深めるために、一つのテーマを設定して多面的に追求して、考察します。今年度は、上記の教材等に直接的には関係していませんが、間接的な要因としての「生活習慣病」について深めようとしました。主な疾病の特徴や症状について理解を深めて、さらに現代のライフスタイルや生活の変化などに関連して広くその要因を探り、特に大人だけではなく子どもの生活習慣病についても考察し、最終的には食生活の在り方に迫りたいと考えています。
本ゼミは、学校・家庭・地域をつなぐ協働的な家庭科教育の学びのあり方について、実践的・体験的な活動を通して研究しています。学校や地域(公民館など)へと出かけ、子どもたちや地域の人々と実際に関わることから、ワクワクするような家庭科の楽しい授業づくりについて、体験プログラムを組み立てるところから始め、試行錯誤しなら追究しています。今年度前期には、地元旭川産の野菜のおいしさを五感で味わうプログラムを、小学生を対象にして行い、後期には、地元の方々のご協力を得ながら、三世代でつなぐ郷土の味についてのプログラムを、子育て世代の親子さんたちを対象に行おうと計画しています。
本ゼミは、家庭科の中でも、特に子どもや家族に興味・関心のある学生が集まって活動しています。過去2年間、「子どものおもちゃ」をテーマに、子どもにとって、楽しくそしてためになるおもちゃを研究し、製作後は保育園での体験活動も行ってきました。昨年度からは、今までの実践的な活動とは異なり、理論的な立場から子どもや家族について検討しています。今年度は、子どもや家族に関する現代的な問題を扱った本を読み、ディスカッションを通して、意見を交換し合い、自分の考えを深めることができればと考えています。
我が国は、急速な少子高齢化社会をむかえており、家庭における健康管理や看護・介護の必要性が高まっています。そこで、本ゼミでは、家庭看護、応急処置、高齢者介護や生活福祉について取り組んでいます。
卒論発表会
現在家庭科ゼミには、教員 4 名、学部生 67 名(1~4年生)、大学院生 1 名(1 年生)が所属しています。教員ごとにゼミがあり、入学してすぐ仮ゼミ、半年後に本ゼミに所属し、4 年生で学士論文を完成させます。最近の例をあげれば、「旭川市の地産地消にまつわる学校給食についての一考察」「絵本にみるジェンダー」「アイヌ衣服の文様―装飾の成り立ちについて」など様々な卒業研究が行われています。
卒業生の多くが、道内の小・中・高等学校の教員になっていきます。最近では、幼稚園教諭や公務員、民間などを目指す人もいます。さらに、学部での研究を深めるために、大学院進学者も増え、これまでに 18 名の修了生を送り出しました。

家庭分野では、衣食住を中心に生活の基礎となる知識と能力を、体験から学ぶことを大切にして学習しています。また、育児・家族・福祉のあり方や環境問題、消費者教育についての学習にも取り組み、様々な角度から家庭科教育を考えていきます。学生同士で学んだことをもとに、生活をより良くするアイデアを意見交換して、それぞれが生活に取り入れて日々を充実させています。(2年・遠藤 紗央理)