空中写真でみる噴火後の雌阿寒岳

(1996年11月24日撮影)


写真はすべて国際航業(株)撮影によるもので,稲葉千秋さん(国際航業札幌)から提供されたものです.


1.
雌阿寒岳ポンマチネシリ火口周辺.-写真上方は南-

ポンマチネシリ火口写真左側(南東)は旧火口,右側(北西)は赤沼火口.旧火口南壁の火口から噴煙があがっている.第4火口のみからではなく,複数の火口から強く噴気があがっているようだ(写真3参照).旧火口底に灰褐色の火山灰が堆積しているのがわかる.北北西の方向に火山灰が降灰した様子がみられる.
山頂(1499m)はポンマチネシリ火口写真中央下にある.赤沼火口の写真右に赤沼西方噴気孔から上がる水蒸気が見えている.写真上方には阿寒富士の北麓斜面が見える.山頂の写真下に北山,その左下には中マチネシリ火口が見える.

2.
ポンマチネシリ火口全景.-写真上方は北西-

ポンマチネシリ火口は写真上側の赤沼火口と下側の旧火口からなる.旧火口の写真下側(旧火口南壁)に新しい火口群がある.ポンマチネシリ火口内には今回の噴火で放出された灰褐色の新しい火山灰が見られる.
雌阿寒岳山頂はポンマチネシリ火口写真右の火口壁上にある.




3.

ポンマチネシリ火口南壁周辺.-写真上方は南東-

写真上側は旧火口.下側は赤沼火口.写真右上方の旧火口南壁に新火口群がある.そのうち,噴煙の左側にやや大きくえぐれて見えるのが第1火口.その左下に円形の青沼火口(通常は水を湛えている)があるが,新しい火山灰で埋まっている.
この写真で見ると噴気は3〜4カ所から上がっているように見える.そのうち第4火口は中央部分,右の噴気は第3火口付近からで,最も大きく噴気が上がっているのは第1火口の西壁付近からで,新たに噴気孔が生じている.


和田研究室ホームページに戻る