地学教室の紹介

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概要

旭川校の地学は,宇宙や地球の周りそして地球内部までを研究対象としているので,宇宙地球科学と呼んでいいでしょう.

教官は3人,それぞれ天文学・気象学・火山学を専門にしています.

現在,大学院生は3名,学生は31名で男女の比率は半々です.

地学ではどういうことをやっているかというと,
天文学研究室では,太陽や惑星を望遠鏡で観測したり,隕石の破片粒子が地表まで落ちてきていないかを調べています.今年ヘールボップ彗星が話題になりましたが,みなさん見ましたか? もちろん地学ではヘールボップ彗星の写真をとりました.映画「コンタクト」の女性科学者の勇気と知性に感動しました.屋上に設置してある天体ドームで星々を観測できます.

気象学研究室では,雲を作る微粒子がどういうものでどこから来たものかとか,雨や雪の観測を行って酸性雨の原因を電子顕微鏡を使って調べています.また,天気図のもとになる大気の状態をインターネットから毎日情報を入手して研究しています.

火山学研究室では,地球上の火山について地質や岩石を調べています.とくに旭川に近い大雪山や道東の雌阿寒岳を,実際に山を歩いてその成り立ちを調べたり,取った岩石を持ち帰り室内で化学分析をして,火山を作ったマグマについて研究しています.「ダンテズ・ピーク」という映画を見ましたか?火山噴火をあつかったスリリングな映画でしたね.最近は研究のフィールドが海外にも向いており,オーストラリアやハワイのホットスポット型の火山を修士論文や卒業研究のテーマに選んでいます.

このように地学では,野外に出て,自然を肌で感じる,ものを自分の目で見るということに力を注いでいます.それからものを見るのは,宇宙から地球にいたるマクロな世界だけでなく,顕微鏡やX線装置を使ってミクロン単位の微小な粒子を分析するので,ミクロの世界からもアプローチして研究しています.

子どもたちに宇宙の広がりや生命のあふれる地球のことを教える時に,まず自分がそういったことに感動し,教科書で教える内容が,たくさんの地道な研究から生まれたのだということを学生諸君に理解してもらいたいのです.

(97/12/19)


教室案内

気象学研究室(櫻井)
天文学研究室(長谷川)
岩石学研究室(和田)

地学演習室(共用パソコン・講義実験・ゼミ会議等)

地学第1学生実験室(講義実験・卒論研究等)
地学第2学生実験室(4年生卒論研究・学生研究等)

地学大学院研究室(修士研究)

地学分析室(気象学実験用機器)
地学実験室(純水製造・岩石粉砕等)
地学EPMA室・準備室(電子プローブ微小分析装置・蒸着装置等)
電子顕微鏡室(走査型電顕)

地学暗室(写真撮影・現像)
地学実験準備室(2階,岩石薄片作成用機器)

天体ドーム(屋上,30cm天体望遠鏡)