摩周火山周辺でみられる火山噴出物


 屈斜路火砕流堆積物(下のピンク色の部分)をおおって摩周火山の噴出物(人が立っているところから)が累重する.黒く見える層は腐植層で,この時期は顕著な噴出物が堆積しなかった火山噴火の休止期を示す.

 摩周火山北西麓に分布する摩周火砕流堆積物(Ma-f 層)と最上位にMa-b5降下軽石層(白くみえる).それらの間にはカムイヌプリ成層火山形成時の噴出物が腐植層をはさんで堆積している.

 摩周火山の噴出物
 スケールバー(70cm)のあたりはMa-l降下軽石層,その上に腐植層がありMa-j層(灰色)をおおって,3枚の降下軽石層(Ma-i, Ma-h, Ma-g)が重なる.

 上位の噴出物はMa-b5降下軽石層で,10円硬貨のところは最下位部で細粒になっている.その下位は腐植層である.この黒い腐植層の中に白色の火山灰がはさまっている.この火山灰はおよそ1000年前に朝鮮半島の白頭山から飛来した火山灰(B-Tm層)である.

 摩周火山北方麓に厚く堆積するMa-b5 降下軽石層(上の白くみえる部分)
下の地層は摩周火砕流堆積物(Ma-f 層)


 カムイヌプリ火口から噴出した3枚の降下軽石層(下位よりMa-b5, Ma-b3, Ma-b1)
 Ma-b5(全体に黄色くみえる)が最も粗い,暗灰色火山灰をはさんでその上にMa-b3(灰色っぽくみえる),暗灰色火山灰をはさんで薄くMa-b1がおおう.



(97/5/27)