春の地質巡検
「十勝岳 生きた火山の息吹を感じる」

続き



グランド火口の縁にでた。ここで昼食。さすがに山の上は寒い。でもスリバチ火口まで登ることにしよう。

 グランド火口。とんがり帽子の十勝岳(溶岩ドーム)が見える。十勝岳溶岩ドームは約1万年前にできた。写真右は中央火口丘の丸山。南半分は大正噴火(1926年)の水蒸気爆発で破壊されている。

 スリバチ火口南西壁上にたつ。

 火山の新しい地形は上空から見るとはっきりわかる。手前の平坦な丘の地形は溶岩で,北向溶岩と呼ばれる。その向こうに見える森林帯の中にある黒っぽい噴出物は焼山溶岩であろう。いずれも溶岩の表面地形(溶岩しわや堤防・末端崖)がきわめて明瞭である。

 中央火口丘の丸山。背後に62-火口からあがる噴気がわずかにみえる。

  スリバチ火口。内壁は雪に覆われて,噴出物の成層状態がよく見えなかった。

 下り,雪の上はしごく「楽ちん」だ。シリすべりを楽しむ。

 午後の陽をあびて,十勝岳がくっきりと見える。

 
地形図を見ながら,実際の地形を想い出して,比べてみよう。