1,日本付近の雨

 ここで,問題にするものは雨です.皆さんは,毎日何気なく暮らしている中で,雨がどのような過程を経て,降ってくるのかを考えたことがありますか?たぶん,あまり考えたことはないと思います.そこで,少し雨のことを紹介していきたいと思います. 

 雨には,暖かい雨(warm rain)と冷たい雨(cold rain)の2種類があります.この2種類を知っていた人は通です.この2種類の雨のうち日本付近(中緯度)で降るものは,冷たい雨がほとんどなのです.では,冷たい雨と暖かい雨の違いは一体何なのでしょうか?そのことについて説明していきたいと思います.

 冷たい雨では,雲の中に水滴と氷晶とが混ざり合っていて,水滴から蒸発した水蒸気が氷晶に昇華して氷晶が成長していきます.その氷晶が落下するとき,とけて降ったものが冷たい雨です.溶けずに降ってくると,雪となるわけです.簡単にいうと,上空で氷となったものが,地上におちてくるとき溶けて雨になるということなのです.

 次に,暖かい雨ですが,この雨は雲の中に氷晶が存在しません.つまり,水滴が落下のとき他の水滴を捕まえ,成長したものがこの時の雨です.

 ついでに雨の形も知っておこう.落下してくる雨は,小さいものは球形をしています.皆さんがよく思われるのは,真ん中のものですか?じつは,雨は右のような底が平らな形をしているのです.(ちょっと絵に問題あり)これは,空気の抵抗を受けているためにおこることなのです.以上,少しはためになったかな?これで第1回目の講義を終わります.

 

 もどる