エルニーニョ現象

 最近,エルニーニョ現象による異常気象の影響が騒がれています。冷夏,暖冬などがその一例である。しかし,エルニーニョは今始まったことなのでしょうか?実をいうと,エルニーニョは数年に1度起こる現象で,半年から1年半程度継続する現象である。では,エルニーニョとはどういうことなのでしょうか?

 エルニーニョとは,男の子や神の子という意味があり,それに対してラニーニャは女の子という意味があるらしい。どうして,エルニーニョが神の子という呼ばれ方をしたのかは,ペルー地方の生活基盤であるイワシ漁で起きた事件がきっかけであろう。つまり、ペルー沖の海水温が上昇したため、イワシではなく違った珍しい魚が捕れるようになったことから、神の恵みとして付いた名前なのではないか。また、逆のことも言えるのである。イワシが捕れなくなり、神の怒りに触れたのではないかとして付けた名前ともとれるのである。名前の話は、このくらいにしておこう。

 では、エルニーニョ現象が与える様々な影響を考えてみよう。上に述べたように、ペルー沖の海水温が上昇する現象がどうして地球規模の現象になるのだろうか?それは、地球上は海でつながっており、大気は海に接しているからです。その循環のサイクルが一つ変化を起こせば、他の歯車にも支障をきたすということなのである。

 では、日本の冷夏がなぜ起こったのか?について私なりに検証していきたいと思う。このことは、今年の台風の数の少なさにも影響している。図1は、平年の状態である。フィリピン地方の海水温が暖かいため、そこで台風が発生する。また、暖かい空気は上昇し高緯度に向かって熱輸送し下降する。この下降している所が、高気圧(夏の小笠原高気圧)の位置である。

 つぎに、エルニーニョの状態を図2に示す。暖かい海域がずれることによって、小笠原高気圧の位置もずれ、冷夏のなるのではないかと考えられる。あくまで、推論なのでこの程度にとどめておく。

 少しはためになりましたか?かなり更新が遅れてごめんなさい。これからもみてね。ワンポイント気象学でした。


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