降水確率予報のお話

 皆さんのなかで,朝天気予報を見るとき,降水確率に注目する人が多いと思います.どうしてかというと,生活にかなり密着しているからです.つまり,今日は傘を持って行くかどうかを決める最大の要素だからです.ここでは,降水確率予報のことについて,話していきたいと思います.

 降水確率予報は,今から約30年前のアメリカではじめて実施され,日本では,1980年の東京地方をかわきりに,1982年に全国で開始されたんだ.ここでいわれている[降水]とは,予報対象時間内に1mm以上の雨があった場合をさしているのです.だから,降水確率100%とと言っても,強くザーザー降る雨ではないのです.ちょっと,注意してね.

 次に,降水確率50%とというのは,どういうことなのでしょうか.比較的皆さんの感覚では,50%というのは雨が降るというイメージではないでしょうか.実は,その感覚が正常なのです.この50%という確率をさいころを例にとって話したいと思います.さいころで奇数の目の出る確率は50%というと当たり前だと言うことになりますが,1の目の出る確率が50%とというとかなりの情報です.このことと同様に降水確率も考えてくれればいいのです.少しは,わかっていただけたでしょうか.

 実はもう一つわかってもらいたいことがあります.それは,確率の精度なのです.皆さんの記憶では,確率のはずれたことは鮮明に覚えていますし,当たることを当たりまえのように思っています.そこで苦情があがってくるのです.現在の予報精度は80%を越えるというめざましい結果を出しています.そこの所を理解して欲しいと私は思います.これで,第3回目を終了します.


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