自然環境実習

 本実習は本学大雪山自然教育研究施設をベースとして行う地学と生物学の野外実習である。地学分野では旭岳や御鉢平を廻る登山道を歩いて、火山地形と地質・火山噴出物の観察を行い、大雪山がどのような歴史を経てできた火山なのかを理解することを第一の目的とし、大雪山の自然と人間との関わり、環境保護の問題も実際に山を歩くことで深く考え、認識を深めていくことをねらいとする。生物学分野では森林と高山植物の分類・生態学的実習を行い、大雪山の自然生態系の成り立ちを理解することを目的とする。


1.実習ガイダンス(地学分野、生物学分野共通)
2.大雪山に関する講義を実習前に行う(地学分野、生物学分野共通。地学分野では自然環境や火山に関する
  テーマについて、学習グループをつくり下調べをしておく)。
3.実習1日目:大雪山南西山麓の地質巡検(東川町・忠別ダム・天人峡・勇駒別)
  実習2日目:大雪山山頂部の地質巡検(姿見の池から旭岳・御鉢平・裾合平・姿見の池の登山コース)
  実習3日目(午前):実習のまとめ・議論・発表
  実習3日目(午後):亜高山帯森林植物の分類と群落生態学実習(旭岳温泉周辺の針葉樹林)
  実習4日目:旭岳における植物の垂直分布と高山植物の分類・生態学実習(天人が原コース)
  実習5日目(午前):実習のまとめ・レポート作成。


2003年度 (実習の写真)

2002年度 (実習の写真)

2001年度 (実習内容および写真)

2000年度 (実習内容および写真,地域環境1期生)


○評価の方法と留意点
実験課題ごとのレポート、フイールドノートの記載事項、実習期間中の意欲・学習態度、事前学習の発表内容等、総合的に判断して成績評価を行う。
○テキスト
地学分野では地質巡検案内書「大雪山の生い立ちを探る」を配布する。
生物学分野では実習テキスト「大雪山自然環境実習・植物編」を配布する。
○参考書
守屋以智雄著、自然景観の読み方1「火山を読む」、岩波書店。
町田洋・白尾元理著、「写真でみる火山の自然史」、東大出版会。
その他、高山植物や北海道の樹木に関する野外観察用のハンデイな図鑑類。