チュートリアル:鉛筆を描いてみよう
- ドロー系グラフィックの基本は,準備されている基本図形を組み合わせて描くことである。
- 以下に作成手順を示したので,その性質をよく理解しよう。
完成画像 |
![]() |
基本図形の描画
図形の部品を描く。
- 「挿入」-「図形」を選択すると,描画できる図形(シェイプ)のリストが表示される。
- 描きたい図形に近いものを選択し,ドラッグするとその図形が描ける。
- シェイプの中には,フリーハンドで自由な形状を描けるツールもあるが,ここでは基本図形だけを使用して描いてみる。
![]() |
- 鉛筆がどのような基本図形からできているかを考えて描くこと。
![]() |
図形の境界線の太さを変更する。
- 「書式」-「図形の枠線」ボタンを押し,プルダウン・メニューの「太さ」から,設定したい線の太さを選ぶ。
- 「shift」キーを押して図形を複数選択しておくと,いちどに変更することができる。
![]() |
図形の色を変更する。
- 「書式」-「図形の塗りつぶし」を選択し,カラーパレットから適当な色を選ぶ。
- 適当な色がない場合は,「その他の色」から選ぶとよい。
![]() |
||
▼ | ||
![]() |
![]() |
![]() |
- 同じ要領で,すべての部品を作る。
![]() |
図形の形状の調整
図形の回転
- 鉛筆の先は,「書式」−「オブジェクトの回転」ツールを使って横向きにする。
- 図形を選択した状態で,「書式」-「回転ツール」-「左へ90°回転」を選択する。
- 「その他の回転オプション」から「自由に回転」を選択すると,図形の緑のコーナーをドラッグして自由な角度に回転させることができる。
![]() |
図形の移動
- 図形を選択した状態で,図形をドラッグし,鉛筆の形に並べる。
- 微調整には,矢印キー(「←」「↑」「↓」「→」)を押して移動させるとよい。
- なお,図形が滑らかに移動しないときには,グリッドの設定を変更する。方法はここ
![]() |
▼ |
![]() |
図形の変形
- サイズの合わない図形を調整して鉛筆の形に整える。
- 図形を選択した状態にすると,図形を囲むように8個のポイントが表示される。そこからドラッグすると図形の拡大・縮小が行なえる。
- 「shift」キーを押しながらドラッグすると,図形の縦横の比率が一定のままサイズを変更できる。
![]() |
図形のグループ化
- 形状の整った図形が,バラバラにならないように,一体化する。
- 「shift」キーを押しながら,一体化したい図形をすべて選択した状態で,「書式」-「オブジェクトのグループ化」-「グループ化」を選ぶ。
- グループ化は,いちどグループ化した図形を解除したり,他の図形とさらにグループ化したりできる。作業が効率よく行なえるので,適宜用いるとよい。
![]() |
▼ |
![]() |
図形の重ね合わせ
芯の部分を重ねあわせる。
- 芯の部分を作成し,これまでに作成した鉛筆の上にのせる。
- 芯の部分が,鉛筆の下に隠れてしまうときには,「書式」-「最前列へ移動」を使って,図形の上下関係を調整する。
![]() |
▼ |
![]() |
むだな線を消す。
- 消したい部分が隠れるような大きさの部品を準備し,線の色,塗りつぶしの色を鉛筆と同じ色に設定する。
- それを鉛筆に組み合わせると完成。
![]() |
▼ |
![]() |