一般的な文章構成のタイプ

冒頭部

展開部

終結部








投げる
(話題を投じる)


(話題を収束する)




注意

納得

話題

完了

必要

満足
【広告文】

序論

本論

結論





(話題を投げかける)


(それを展開する)


(それを受けて降意する)


(話題を投げかける)


(正に対して反対の現象
なり事例をぶつける)


(発端をつくる)


(筋道の浮き沈みをつくる)


(浮き沈みの結果を
急速にまとめあげる)

提案
(これこれはいかがですか)

動機(ほら,そうでしょう)

具体案
(だから,こうしましょう)

糸口
(話題・題材の
きっかけを作る)

考察
(糸口をときほぐ
し,あるいはこ
れを整理する)

比較
(ときほぐし,整理
した内容を別の角度
から見直してみる)

納得
(考察・比較の成果を
受け,これを統合する)




注意

必要

具体化

提言
【広告文】


(主題を投げかける)


(その内容を展開
し,一歩進める)


(場面や思考を
転じる)


(手段のねらいを
まとめあげる)

導入

展開

説明

証明

共感
【小論文】




注目
(ちょっとこっち向いて)

必要
(こんなにし
たらいかが
でしょうか)

満足
(ほらね,
なかなかい
いでしょう)

具体化
(実はああ
してこうし
てそうなる
んですよ)

実現
(だから,それを
手に入れましょう)
【広告文】

方主
の題
タの
イ置
プき

頭括法
(新聞記事や,それに准ず
るビジネス文章なども,
この形式が適している。)

←双括法→

尾括法








(1)主題が何であるかを紹介する。

(2)主題の展開法を述べる。

(3)主題の重要性(時宜性・意義),有益性(読者との利害関係),魅力性(驚くべき性質,新奇さ)などを述べて,主題に対して読者の注意を喚起したり,興味を刺激したり,好意を獲得したり,偏見を修正したりなどする。

(4)主題に関しての予備知識(問題の背景,用語の定義など)を与える。

(5)筆者の立場,主題との関係について述べる。したがって,材料は次のようなものを用意する。
a)大胆で奇抜な表現
b)質問を投げかける
c)ユーモラスな逸話やおもしろいたとえ話
d)時の話題
e)有名人の名著,著作からの引用
f)主題の鍵となるような故事ことわざの引用
g)いろいろなあいさつ

列挙法

・文章の主題を展開する上で,いくつかの側面を並列して述べるとき用いる。
・文章全体の構成法として用いられることもあるが,文章の一部分として活用されることもある。
・項目単位による列挙記述・数字やアルファベット,マークなどを用いた箇条書き・頭文字などを用いた配列式・形式段落記号による順次記述。

(1)文章の目的(決意・行動など)を促す。

(2)主題を正確に理解させる。

(3)主題を強く印象づける。

(4)要点を読者にもう一度思い出させる。

(5)読者に好意の気持ちを抱かせる。したがって次のように心がけて,結ぶことが効果的である。
a)主題を反復・強調する。接続詞のない文体がよい。
b)主題の重要性,有益性を強調する。
c)主要論点を簡潔に要約して示す。
d)適切な質問する。
e)適切な引例をする。
f)読者を鼓舞・高揚する。

点描法

・ある種の問題点やテーマについて,ポイントを拾って記述するという方法。
・必ずしもある一点だけを描き出すというのではなく,要所要所をピックアップして点描するという場合もあるし,総括的に点描するという場合もある。

段落を分ける目安

(1)新しい話題に変わるとき,改行する。
a)「話題」とは,その段落で何について述べるかという事柄のことであり,事実・思想・感情・命題・イメージなど,さまざまなもののひとまとまりである。
b)時間・空間・人物・事物・概念・行為・心理・事態などが一定している間は,1つの話題が続いている。
c)a,bの要素に,変化・推移・転換などが生じると,「新しい話題」になる。
d)「大きな話題」の中の「より小さな話題」は,適度に改行する。

(2)新しい立場や観点になるとき,改行する。
・見解・価値観・視点・取り扱い・態度などが一定している間は,改行しない。

(3)1つの会話・引用などが新しく始まるときは,改行する。
a)会話や引用であることを示す他の文は改行する。
b)長い発話の内部には,(1)(2)(3)の改行を適用できる。

(4)1度に続けて理解させるのが困難な長さの話題は,適度に改行する。
a)文章の種類や規模にもよるが,約200字,10行前後で1度は改行するとよい。
b)1行の字詰めの多少によって,改行の頻度は異なる。
c)長い文章の大きな段落の転換部分は,改行して1行あきにしてもよい。

(5)単調さを避け,関心をひくために強調するときは,改行する。
a)改行の代わりに,箇条書きや篇章節の番号・各種の符号などを用いてもよい。
b)文章の目的や内容,表現意図,好みにより,長短さまざまな改行ができる。

この表は,以下の文献を参考にして作成した。