ワープロソフトの操作の基本的ポイント
ワープロソフトの特徴
- ワープロとエディタ(メモ帳など)の最も大きな違いは,レイアウト機能である。
- ワープロでは,文字の大きさ・スタイル,段落などの書式の設定が細かく行なえ,さらに画像などの文字以外の情報も文書内に共存させることができる。
- そのため,下図に示したような,印刷を念頭においた文書作成の流れをとる。
ルーラーの活用
- ワープロのレイアウト機能をじゅうぶんに活用するために,ルーラーバーが使いこなせることを薦めたい。
- ルーラーとは,文字・行の揃えや位置を調節するためのツールバーである。
- 文字・行をそろえる最も手軽な方法は,スペースキーを挿入することである。にもかかわらずルーラーを活用するのは以下の理由による。
レイアウトの精度
- 文章のレイアウトは,文字詰めをコンピュータが自動的に調整しているので,場合によっては,文字の間隔や揃いがまちまちになることがある。
テキストデータの再利用
- スペースキーで調整した文書に修正を加えるのは,繁雑である。
- 文書のテキストを表計算ソフトなど,他のアプリケーションで利用するときに,スペースキーでデータが区切られていると都合が悪い。特に単語の間にスペースがあると,別の単語として見なされるので,データの検索ができなくなる。
設定の変更のしやすさ
- ルーラーは,段落ごとに設定できる。複数の段落を選択すると,同じ設定を一度に行うことができる。
- また,設定の内容は,「スタイル」として登録することができる。
- 「スタイル」を活用すると,同じスタイルが使われる箇所を一度にすべて修正したり,よく使う書式の場合に「スタイル」設定をした空白の文書(またはテンプレート)を保存しておいて,それを利用するといった使い方もできる。