発展課題(1):パネルディスカッション用の提案資料をつくろう
- このたび,市民会館で「これからの日本語を考える−ことばフォーラムin旭川−」が開催されることになりました。あなたは,そこで行われるパネル・ディスカッションで若者の代表(パネラー)です。これからの日本語のあり方について,自分の考えを伝えるスライドを作ってみましょう。
作成にあたって
スライドの条件
- データとして,「国語に関する世論調査」(文化庁)の結果を必ず使用すること。
- なお,それ以外の資料も使用してよいが,必ず出典を示すこと。ただし,装飾的なイラスト・写真は,出典は不要。
- 持ち時間は10分。スライド枚数は,10〜15枚で作成すること。
スライドのまとめ方
- およそ,以下の構成を基本にまとめるとよい。
- タイトル:取り上げた問題・論点がよくわかるよう,簡潔な表現で示す(「これからの日本語を考える」ではダメ)。
- 問題の背景:なぜ,その問題・論点を取り上げたのか。その動機や問題の重要性を述べる。
- 現状:その問題・論点について,現状がどうなっているのか。データや事例を用いて具体的かつ信頼性のある情報を示す。
- 問題の考察:その現状から,どのような問題が引き出せるのか。なぜ,それが何らかの対策が必要であるのかを説明する。
- 解決策の提案:その問題を解決するには,どうしたらよいのか。また,それはなぜか。あるいは,その解決策によって,どのような結果が予想されるのか。その提案の価値・魅力を説得的に説明する。
- まとめ:結論の強調したり,解決に向けて聞き手に働きかける。
- 資料作成のポイント
- 要点を簡潔にまとめ,箇条書きで端的に示すこと。
- 1スライド内の論理構造,スライド間の論理構造を考えながら作成すること。論理の展開がわかるように,小見出しを立てること。
- 論理の構造・展開がわかるように,配色,画面の切り替えなどを活用すること
- 込み入った説明やデータは,視覚的にとらえられるように,図表化の工夫をすること。
- グラフの作成方法は,ここ☞
- スライドの情報量が多すぎないように注意すること。
- 本文は,30ポイント以上の文字で作成すること。