基礎課題：ゼミ旅行の会計

• 新入生歓迎会を兼ねたゼミ旅行で，バーベキューをしました。会計担当の私は，経費を割り勘にしてゼミ生に請求することにしました。
• 請求額は，次のようなルールで計算しました。
  1. 1年生は，歓迎の意味を込めて，出席者には1500円徴収し，欠席者からは徴収しない。
  2. 上級生は，1年生が負担した残額を均等に割る。ただし，欠席者からは，3000円徴収とする。
  3. 上級生の徴収額は，100円未満を切り上げて算出する。
  4. 徴収額から経費を引いた残りは，ゼミ費に組み込む。
• また，徴収額ごとに請求書を作り，手渡しました。
• 会計は，Excelを使って，「完成見本」のように管理しました。私がしたのと同じように，ファイルを作成してください。

完成見本

• 別ウィンドウで表示します。☞

作成のヒント

「明細書」シート

スプレッドシートの名称変更

• 操作法はここ☞

操作のポイント1：データの入力

データの入力

• 入力したい箇所のセルを選択して，数式バーに入力する。
• または，入力したい箇所のセルをダブルクリックして，セルに直接入力する。
• 「明細書」シート（1）の箇所の入力の仕方を工夫しよう。

操作	Excelの操作法
基本的な入力	☞
連続・同一データの入力	☞
データの移動・コピー	☞
行・列の挿入・削除	☞

データの単位の設定

• 操作法はここ☞

操作のポイント2：参照

参照とは

• 数量的なデータを利用する場合，同じデータを異なる表で利用したい場面が出てくる。
• たとえば，本課題では，費用の計算結果を，「請求書」シートでも使用している。
• このようなとき，データのある部分に修正が行われたとき，他のワークシートにも使われている同じデータも同時に修正しなければならないだろう｡
• しかしながらこの修正は，データの量やその処理の局面が増えると(ワークシートが増えると)，非常に繁雑である｡
• このとき，基礎になるデータ(元になるワークシートのデータ)のみを変更すれば，それに連動して他のワークシートの同じデータにも同様の修正が加わるようにする機能が参照である｡
• また，データの数量計算において，特定のセルのデータを計算に利用する場合にも，直接その数値を数式内に用いるのではなく，この参照によって代入することもできる。

基本的な操作法

• 「明細書」シート（2）（3），「請求書」の金額の箇所で，効果的に使おう。

操作	Excelの操作法
同じスプレッドシート内での参照	☞
別のスプレッドシートからの参照	☞
参照元の固定	☞

操作のポイント3：計算式・関数

• セルの最初に「=」を入力して，計算式を書くと，計算の結果がそのセルに表示される。
• すべて半角英数で入力すること。なお，文字列を使用する場合には，「"文字列"」のように「”」で文字列を括る。
• 四則計算（加減乗除）は，それぞれ「＋」，「−」，「*」，「/」の記号を用いる。
• 参照の利用：たとえば，「経費」の小計欄などは，同じ計算式になる。このような場合は，データを参照させることによって，計算式の連続入力をすると，効率がよい。
• 関数の利用：たとえば，「経費」の合計欄などは，関数があらかじめ準備されている。関数を利用すると，計算式が簡略化できたり，複雑な計算を行うことができる。

関数

• 操作法はここ☞

この課題で使用する関数

• 「明細書」（3）の箇所に，適切に関数を使おう。

操作	使用箇所	Excelの操作法
SUM関数	【経費】合計，【収支】ゼミ費組み込み	☞
オート関数機能（SUM）		☞
ROUNDUP関数	【収支】上級生-出席・負担額	☞

IF関数

• ある条件に合致するデータであるかどうかによって，処理を変えたい場合に用いる。
• 本課題では，（3）の各自の負担額の産出で用いている。

操作	使用箇所	Excelの操作法
IF関数	【負担額】負担額	☞
COUNTIF関数	【収支】人数	☞

操作のポイント4：レイアウト

• 作成見本のとおりに，「請求書」シート文字の配置や列の幅を調整しよう。

ページ設定

• 本課題については，用紙サイズ：B5縦，余白：上下左右2cmで設定すること。
• 操作法はここ☞

データの配置

操作	Excelの操作法
セル内の文字の配置	☞
行の高さ・列の幅の調整	☞
複数のセルを1つにする	☞

罫線を引く

• 操作法はここ☞

 

 

 

 

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